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あとう和之のホームページ

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●自公民と激論バトル(公開討論会)

墨田区で公開討論会

 都議会の議席をめぐるたたかいで墨田区から出る予定の五氏による公開討論会が6月15日、同区内で開かれ、百人を超える人が参加しました。主催は東京青年会議所。

 日本共産党の、あとう和之(新)、自民党現職都議、自民党新人、公明党の現職都議、民主党の新人の5氏が、主催者の質問にパネルを示して発言しました。

都の福祉
共産・あとう氏 予算増やすことが根本
公明都議 切り捨ての事実認めず


 福祉で「問題だと感じる点」について、あとう氏は「福祉の大削減」とのパネルを示し、石原都政がシルバーパスの全面有料化や老人医療費助成の廃止などを行ったと指摘。「福祉予算を増やすことがまず根本問題」とのべるとともに、税金の使い方を0.5%程度変えれば、シルバーパスの負担軽減や老人医療費助成の継続、小中学生の医療費助成が実現できることを示しました。

 これに対し、公明党の現職は「福祉を削ったというのは事実と違う」などと主張しました。あとう氏が、石原都政が福祉関係費を4年間で1割削った事実を示し、「これだけの削減で、施策の枠組みが減ることを重視する必要がある」と指摘すると、公明党都議は「絶対そのようなことはない」とのべるにとどまりました。

都立病院半減計画で民主党がごまかし

 民主党の新人は、「都立病院を中心として、小児24時間の医療体制を取れる形をつくる」と主張しましたが、都立病院を半減させる統廃合に民主党が賛成していることにはふれませんでした。

豪華海外視察 自民、民主は触れず

 財政政策の課題をめぐって、あとう氏は「無駄な開発をやめる」として、石原都政が破たん状態の臨海副都心開発に巨額の財源をつぎ込むなど大型開発を進めたことを批判。同時に「都議もお金に対する感覚をもつことが必要」とのべ、自公民各党の都議が1人平均148万円もの豪華海外視察を続けてきた事実を示し、中止を主張しました。

 公明党都議が「海外視察は、共産党も含めて議論し再開したもの」と事実をねじ曲げたのに対して、あとう氏は日本共産党が1993年以降、海外視察の抜本見直しを提案してきた事実を示して、「百数十万円(の費用)は庶民から見て高すぎる」と批判しました。
 自民党現職は「職員給与の削減」、自民党新人は「都区制度改革を実現する」、民主党新人は「民間でできる仕事は民間に任せる」と主張しましたが、都議の豪華海外視察には一言もふれませんでした。

(しんぶん赤旗2005.6.17付)


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